- コラム
誰に相談すれば訪問看護を受けられますか?
- 2021.10.20
「訪問看護」は、「訪問介護」と間違われることが多くありますが
受けられるサービスは、それぞれ「看護」と「介護」であって明確に異なります。
訪問看護は、その地域に暮らす赤ちゃんから高齢者まで、訪問看護を必要とするすべての方が対象です。
疾病や障がいなどがあり、居宅で療養をしながら生活をされている方で
主治医が訪問看護を必要と認めた方です。
ご本人だけでなく、ご家族の介護相談や健康相談にも応じます。
要支援者または要介護者には、原則的に介護保険が適用されますが
要支援者または要介護者であっても、次のような方は、医療保険の適用となります。
・がん末期等厚生労働大臣が定める疾病等の方
・急性増悪による頻回な訪問が必要な方
・精神科訪問看護の対象者
訪問看護を受けるには、それぞれ方法が違います。
1、医療保険(健康保険、後期高齢者医療の場合)
【方法①】お近くの訪問看護ステーションにご相談ください。
訪問看護ステーションから、主治医と連絡をとり訪問看護指示書の交付を受け
訪問看護サービスを提供します。
【方法②】主治医にご相談ください。
適切な訪問看護ステーション、もしくは保健医療機関等の訪問看護提供機関に指示が出て
訪問看護サービスを提供します。
2、介護保険の場合
【方法①】ケアマネジャーにご相談ください。
介護保険の「介護認定」を受け、要支援または要介護に認定された場合は
ケアマネジャーが利用者の要望を尊重しながら居宅(介護予防)サービス計画を立て
訪問看護等様々なサービスを導入します。
3、その他
・地域包括支援センターに相談
・市区町村役所の介護保険(医療)窓口に相談
・保健所・保健センターの保健師に連絡・相談
・病院の地域連携室・医療相談室等に相談
・地域の社会福祉協議会に相談
・地域の民生委員に相談
・民間の訪問看護サービス会社に連絡
訪問看護の従事者は、必要な最新の知識・技術についての教育やトレーニングを受け
プロ意識と“熱意”で、住み慣れた居宅での療養生活を最期まで支援します。